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マチックかマティックか。 [対談(仮)]

-今回は眼鏡との付き合いかたについて、お話を聞いていきたいと思います。

メガネはやはりこれからの日本人に増えていくものだと思いますので、こういったことを考えるのは大事なことですね。

-高齢化社会ですし。

高齢化…と言いますか、むしろ蓬莱化ですね。

-意味がわからないです。

たとえばですね、妊婦が道端で倒れていたら病院まで付き添って試験に遅刻して試験を受けられない、というのはセオリーですよね。誇りだけどでもほんとは受けられなくてホッとしてるんじゃないの?って言われちゃうの。

-はあ。

ただこれが逆に、メガネのヒトが…、以下メガネ、が、道端で倒れていたら病院まで付き添うかと言ったらそれはセオリーではないですよね。

-…あ、そういう、メガネとの付き合いかた、ですか。

んー、ですからね、妊婦とメガネでは、それくらいの扱いの差が生じると言いましょうか、妊婦が倒れていたら産まれるかもしれない、産まれてしまうかもしれないから病院まで付き添ってみるけれど、メガネが倒れていたからといってそのようなリスクはないんです。メガネの妊婦の方ならばまだしも。

-はい。

だからといってスルーするわけにもいかないので、今回はメガネが道端で倒れていたとき、倒れていた際、倒れていたのならの対処法をお話ししたいと思います。

-道端で倒れているのがメガネの方かメガネの方でないかで対応が変わってくるということですね。

そうです、眼鏡非搭載ですとなんら問題はないのですが、これがオンザ眼鏡だとね。

-それは知りませんでした。

そういう、知られざる秘話がありますよね。

-秘話のレベルなんですね。

そうですけど、メガネが増えるであろうこれからは秘めてる場合じゃないですから、どんどん放っていくべきなんです。

-はい。

まずはその、メガネが倒れていたらまずは眼鏡を外してあげますけれど、場合によってはメガネを取っ手がわりにして病院まで持ち運ぶというパターンも考えなくてはならないですよね。

-眼鏡を取っ手がわりにする?

そうです。その際は眼鏡のレンズをくり抜いて持ち運びやすくしてあげてください。ですからむしろそういった意味では持ちやすいですね、眼鏡非搭載よりも。

-簡単に言いますね。

はい。あとは、持ち運ぶと言うよりかは、ずる、っていうか。

-ずる?

ずって行くっていう。

-引き摺るみたいなことですか。

そうですね。

-話を戻しますが、倒れていたらば基本的にはまず眼鏡を外してあげる、と。

うん。眼鏡がこめかみや眉間に噛みついてる可能性がありますから、うっ血してるかも知んねえし。

-そんなに眼鏡がきつくかかってると倒れてもおかしくないですね、確かに。

眼鏡の方はメガネ呼吸をしてますから。

-メガネ呼吸ですか。

クチ呼吸、鼻呼吸がメガネじゃないヒト科の呼吸ですけれど、メガネの方…、ヒト科メガネの方はそれらに加えてメガネ呼吸をしているんです。

-だからあんなに眼鏡が曇っているんですね。

そうだよ。眼鏡の曇りは眼鏡の曇り、眼鏡の乱れは眼鏡の乱れなんです。

-なるほど…、ところで眼鏡の外し方なのですが、こめかみなどに噛みついているとなるとかなり外すのに苦労しそうですが。

そうですね、一番いいのはシャンプーで滑りやすくして外す、指輪の石鹸水のシャンプー版ですね。シャンプーがなければ眼鏡のー、あのー、ツル?ツルの末広がりの部分を外側に強く押し広げるようにして少しずつ育みながら外していってあげますね。ヅラだったらヅラごと外せるけど。

-それはよほど強く食い込んでますね。

要は、メガネ呼吸が止まってるわけですから、死後硬直というか。

-え。

その際はメガネじゃない方の場合には目を開いてた場合はまぶたを閉じてあげますけれど、メガネの場合は眼鏡を黒く塗って、閉じた体にしますね。

-いつの間に死んだんですか。

ずる、っていう時点で死んでましたよね。そんなことしてる間に。
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