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『不能犯』『羊の木』『スリー・ビルボード』『祈りの幕が下りる時』『ぼくの名前はズッキーニ』『犬猿』『今夜、ロマンス劇場で』『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』『バグダッド・カフェ ニュー・ディレクターズ・カット版』『グレイテスト・ショーマン』『リバーズ・エッジ』『ザ・シークレットマン』『あなたの旅立ち、綴ります』『blank13』 [映画(仮)]

今月は我ながら過去最多じゃないでしょうか、初めての午前十時の映画祭を含め、14本鑑賞しました。ちなみに前からそうですが鑑賞日順に挙げているのでオススメ順とかではありません。


a01.png不能犯
▼愚かだね、人間は―
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:人人ノ
●観て思ったこととか。
原作ではそうなのか知りませんが、沢尻エリカ演ずる女刑事は、長い髪を束ねずにまるで刑事ドラマの刑事に憧れて刑事になったみたいな口調だし、それが違和感ありまくりで非現実的に見えてしまい、冒頭から割と冷めた目で見ていました。いや、髪を束ねてるシーンもあったけどさ、髪長いのって危険じゃないんですかね。ただでさえシュレッダーに巻き込まれたりとかするかもしれないし。なんだかキャラがイマイチ定まってないなと思いました。各登場人物も、なんでそこでこういう安直な行動に走るんだろう?みたいな、展開も安易というか、予想通りの展開。良いように言うなれば、展開が安易なのは、そんなに安易にヒトに死んでほしいとか殺したいとか思っちゃダメというメッセージなのかなと思いますすごいこじつけですけれど。矢田亜希子や忍成修吾を久しぶりに見かけたけど、久しぶりに見たから、すごい老けた感が出てました。特に矢田亜希子はエンドロールで初めて気づいた。ヤだわ、老いって。それと…、町内会長不器用すぎ!


羊の木a01.png
▼信じるか 疑うか
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:人人人人ノ
●観て思ったこととか。
思った以上に見応えあり。面白かった。緊張感もある。ただ、なんていうか、元殺人犯てことはネットに写真とか出てるだろうし、周囲にバレるのは時間の問題なのでは?とか、彼らの素性を(最初は)二人しか知らないってことだと、狙われる危険もあるんじゃないかなぁとか思ったのだけど、そこのところはどうなんだろうとは冒頭の時点で思う。それと、新聞の祭りの写真、なぜどうでもいいような写真を載せた?とか思うまあ本質はそこではないけど。…まあでも、面白いからいいでしょう。


スリー・ビルボード
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THREE BILLBOARDS OUTSIDE EBBING,MISSOURI
▼魂が震える。
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:人人人人ノ
●観て思ったこととか。
見応えあり。実話みたいな話だなと思った。なにかが起きそうな緊張感が持続。クルマの運転シーンはどれもなんか横から来たりしそうな見せ方で身構えてたし。看板に対してよく思わない反応の住民が多数いるみたいな話だったけど、それは分かりにくかったかな、彼女が歩いてたらみんな避けるとかなんかあるのかなと思ってたらそうでもないし、植え付けだったのかなそれは。スッキリしない終わり方ではあるけど…、仕事先に現れた男が犯人だったのだろうか。誰が善人で誰が悪人なのか、、見た目で判断しちゃいけないなと思う話。テーマとしては暗いけど、でも爽快でもある。


a05.png祈りの幕が下りる時
▼さらば新参者―
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:―
●観て思ったこととか。
というわけで評判に流され鑑賞。やっぱりシリーズをちゃんと通して見てないとそこまでは、って感じもするけど、初見でもいけると思います。いろんなキャストの演技力に魅せられて見入る。ED曲のサビが似たようなサビの曲前にあったなぁと予告を見るたびに思ってたけど実際に本編観て聴いても同感。あの曲に酷似だろこの曲、あの曲に。というか、トンネルで「おとーちゃーーん」って言って追いかけてって、おとーちゃん戻ってこないと思ってたのに戻ってくるシーンが一般的には涙するのでしょうが、個人的には面白くてニヤっとしました。…僕は冷血か。


ぼくの名前はズッキーニ
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MA VIE DE COURGETTE
▼この世界で、ぼくはひとりぼっちじゃなかった。
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:人人人人人
●観て思ったこととか。
ポップなタイトルの割には(原題の意味はわからないが)、シビアというかダークな内容。でもこのアニメの映像がすごい。『ウォレスとグルミット』みたいなね。内容は暗いんだけどアニメーションで温かくなるというか。欲を言うならば上映時間70分足らずだったので、もうちょい観ていたかった。


犬猿a07.png
▼愛憎が、溢れ出す。
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:人人人
●観て思ったこととか。
予告未見。ふと気になったので鑑賞。そしたら面白かった。笑えるしちょい泣ける。兄弟だから互いの性格とか知り尽くしててそれをうまく利用したりなんかしてるんだなぁとか。特にニッチェのコーヒーカップの一連のくだりが面白い。配役の妙かな。そういえば筧美和子っていつまでああいうイメージで行くのだろうと不憫にも思ったりもしつつ。そして、窪田正孝の安心感よ。


a08.jpg今夜、ロマンス劇場で
▼運命なんて飛び越えて、私はあなたに逢いにいく。
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:人人人人ノ
●観て思ったこととか。
んー普通。というか観る予定なかったのだけど。設定にツッコミどころはたくさんあるんですよね、たとえばもとがモノクロだから化粧すればカラーになるっていう、別にそれはいいけど、ということはカラーになるために連日厚化粧ということになるわけですし、腕とかもカラーだから塗ってるのだろうし、化粧代かさむなぁ…とか思う。髪なんかも。ヒトに触れたらダメだけど虫とか動物はどうなのだろう。なんなのだろう。ということで設定はアレだけど、わかりやすい話。ところで、酸素マスクのゴムが喉元に食い込んでるの、どうにかならなかったのかなと思う。フジテレビ映画だけど演出は臭過ぎず、抑え目にしてくれたのは良かった。


名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)【4DX】a09.png 
▼コナン史上トップクラスのアクションをMX4D・4DXで体感せよ!
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:人人人人人
●観て思ったこととか。
たまたま映画館のスケジュールを見ていて見つけたこのタイトル。観に行ってしまった。というか感想みたいなのは当時書いたから割愛するけど、いままで観たなかの4Dでいちばん動いたと思う。座席から落ちそうになる。スモークはもっと出るべきなのではというシーンはあったのだけど。隣の客がドリンクをこっち側に置いてたから怖かった。


バグダッド・カフェ ニュー・ディレクターズ・カット版【午前十時の映画祭8】
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OUT OF ROSENHEIM
▼一度、スクリーンで見たかった。もう一度、スクリーンで見たかった。
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:人人人人ノ
●観て思ったこととか。
午前十時の映画祭、初参加。僕が初めてこれを映画館で観たの、2009年12月ですって!ぎゃああああああああああ!!!…やっぱり僕、家で観るよりも映画館で観るのが好きだなぁ。名作だ名作。


グレイテスト・ショーマン
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THE GREATEST SHOWMAN
▼夢が、踊りだす。
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:人人人人ノ
●観て思ったこととか。
観るつもりなかった系。なんですかね、なんていったらいいか、、勧善懲悪みたいな世界ですよね意味合い全然違うけど。音楽が良くてストーリーが良いとか悪いとかは二の次。…というかこれ実在した人間なんですね。どこまでがほんとなのだろうか。ところで、ヒュー・ジャックマンてエロオヤジっぽい顔してますよね。


a01.jpgリバーズ・エッジ
▼欲望と焦燥の中で生きる、衝撃の青春ストーリー!
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:人人人人人
●観て思ったこととか。
これも観るつもり相当なかった系。行定だし。原作未読。でも良かった。いや、原作知らないほうがたぶん楽しめるのだと思いますこういうの毎回そう思う。というかR15だけどR18でもいいくらいの描写アリ。そこまで見せる必要あったのかな。しかしあんな高校生、どこにいるのだろう、とは思った。90年代の話だけど。ひとりなんかマハラジャとかジュリアナトーキョーみたいな女子高生いたし。それと高校生ってそんなに牛乳好んで飲むのかな。過食症の女子高生は揚げ物に混じってトマト丸かじりもしてて、一応栄養バランスに気をつかってるのかなとか思いました。僕は牛乳は高校生のころは全然飲んでなかったと思うけど。とにかく思いのほか見応えあって良かった。


ザ・シークレットマン
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MARK FELT:THE MAN WHO BROUGHT DOWN THE WHITE HOUSE
▼権力には屈しない 相手が大統領であっても―
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:人人人人
●観て思ったこととか。
予告未見。見応えはあったんだけど、見せ方がヘタなのかなんなのか僕がバカなのかよくわからなかった。なんていうか…、するっとしてるというか。ところでリチャード・ニクソンてこの映画と来月公開の『幸せの絵の具』と『ペンタゴン・ペーパーズ』の予告編で「ニクソンが~」ってくだりあるけど、今年は生誕何周年記念とか、リチャード・ニクソン祭りなんですかね。やっぱりなんかこういうのって時期重なりますよね。


あなたの旅立ち、綴ります
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THE LAST WORD
▼訃報記者へ舞い込んだ依頼は、<最低>な老婦人の<最高>なおくやみ欄を生前に作ること。
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:人人人ノ
●観て思ったこととか。
予告を何度か見かけて、ちょっと興味があったやつ。20代のころならきっと選んでないだろうなっていうチョイス。で、これ、面白かったんだけど、終わり方だけがものっそい嫌だった。えー、そんな終わり方するんだ、っていうか、ジジババがメインの作品なら最後はまあ最期ってことになりがちだし、この映画もそうなるんだろうなっていうのはわかってたから、そこに関しては別に構わないけど、問題はヒロインの行動というか。ヒロインだけ夢みたいな終わりかたしやがってというか。現実的じゃないというか。なに逃避行してんのって思ってしまったかな。そういう行動できるなんて羨ましい!とか、そういうのを感じたヒトもいると思うけど、個人的にはそういう感情抜きにして、いやいやいや、なにしてんの、っていう。イラッとした。それと、ガキ手懐けるの早過ぎババア、と思いました。手懐けるまでのエピソード薄い。


blank13 a15.jpg
▼突然失踪した父。空白の13年間が父の死後に埋まっていく― 実話に基づく、ある家族の物語
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:人人人人人
●観て思ったこととか。
上映時間70分で、今回はやむなく満額払って観たのだけど、、コスパを計算してしまいましたよね。。物語としては悪くないと思うけど、葬儀の参列者の俳優陣のクセの強さに頼り過ぎてないだろうか、と感じてしまいました。特に佐藤二朗の役なんか、ああ、佐藤二朗だな、って感じで、出しゃばり過ぎだなと思ったし。笑ってるヒトいたけど、僕にはなんかあざとさしか感じられず笑えませんでした。曲者ぞろいのなかで、高橋一生の役だけがまともで、現実的で、表情なんかもダイレクトに伝わってきて、ちょっとホロッとキました。それは良かったと思います。ただなんせ、時間が物足りなかったな。
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