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『インフェルノ』『ぼくのおじさん』 [映画(仮)]

今月も見たい映画が少ないのでさっさと映画紹介を片づけておくべく。


インフェルノ
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INFERNO
▼人類は滅びる―すべてはお前次第だ。
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:人人人
●観て思ったこととか。
そういえば1ヶ月も経たないうちにまたトム・ハンクス主演。またお前か!見せ場はすべて予告に詰まっていた、というのが観終えてみて思うところ。フラッシュバックを多用するのがウザい。というかフラッシュバック兼幻覚シーンのほうが興味深いという皮肉。あと、身体能力が普通の常人ばかりが出てくる作品で、津波なら別だけどヒトに追われているときに知らない建物の上のほうに逃げるというのは映画的にどうなるか予想つく展開だから、階段上って逃げてる時点でバカだなぁと思うし、やっぱり結果的にああなってるし、割と冒頭からチラつかせていた腕時計の件も、ああ、後で出てくるな、これ、と思っていたら予想通りだったし、そこら辺の演出というか展開がベタ。全体的に、なんのこっちゃっていう感じ。全体的に漂う、どうですかこのロケ地いいでしょう感。雰囲気的に『アマルフィ』を思い出した。追っ手のオンナが天井から落下して死ぬシーンがいちばん面白かった。家で観てたらたぶん爆笑したと思う。


ぼくのおじさんa02.jpg
▼ホントに困った人だけど、みんな、ぼくのおじさんが大好きです。
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:人人人人人
●観て思ったこととか。
効果音?というか、BGMではなく、効果音の演出が肌寒く、開始5分で、あ、これ、嫌いなタイプの映画かも、と、悟りました。見終えてみて思ったのは素直に、なんだこれ?ということであり、子供向けに作られた映画なのかなと思いました、推薦図書的な感覚で。だからなのか部分部分で、真木よう子の演技がなんかメロドラマみたいなわかりやすい演技で肌寒かった。子役も、コドモがこんなセリフ喋るかねみたいなセリフが多くて、そういうセリフを言うときは、オトナのマネをして意味わからず喋ってる感というのではなく、完全な棒読みでただただ言わされてる感がすごく、特に妹役に関しては完全棒読みで酷い。どういう感じで子役(や、適役とも思えないクドカンなど)選んだのか不思議でしょうがない。キャラ的な部分では、このメインのおじさんもおじさんで、ダメ過ぎだわ、ヒト的に。ストーリー展開も先読め過ぎ、推薦図書的展開でわかりやすし。ハワイの風景だけにちょっと癒されるところがこの映画の唯一のいいところ。ストーリーはごめんなさい、でもハワイのこの風景に免じて許してね!っていう映画。そういう意味では↑の『インフェルノ』と同様。