髪を切りに行ったのだけど空いてたから会話が進んだせいでいつもよりも長さが違うような気がする。

振り込め詐欺って、騙されないと思っているヒトほど騙されるとかいうじゃないですか、そのニュースを見てなんでこんなのに騙されるんだろうねー、って言ってたら自分が騙されとるっていう。
それっていうのはおそらくですけれど、騙されないと思っているわたしを騙そうとする詐欺にかけてくるわけがないと思い込んでいる、つまり、自分が詐欺に遭うという選択肢がそもそもない、自分が詐欺に引っ掛かるという概念がなく、詐欺はわたしの世界には存在しないのこれ常識よ、わたしのカラダは詐欺なしからできてるの、という発想であるから、まさに詐欺に遭っているのにも関わらず、これはホンモノの出来事であり詐欺であるはずがないと思いこんでおるっちゅうわけやな。なのでそういう人間が詐欺にかかってしまった場合は、詐欺にかけさせてやったというか、詐欺って知っててわざとかかってやったのよ、あたし、と、周りに言いふらしてかかった悔しさをまぎらわせているというか、詐欺にかかるだけの財力があると知らしめ、羨望の眼差しを手向けられる努力を惜しまないことで自我を保とうとしているのだなと思いますね。

極力。