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『デッド・プール』『エクス・マキナ』『アウトバーン』『帰ってきたヒトラー』『マネーモンスター』『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』『64-ロクヨン-後編』『10 クローバーフィールド・レーン』『ダーク・プレイス』 [映画(仮)]

デッドプール
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DEADPOOL
▼クソ無責任ヒーローですけど、何か。
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:人人人人人
●観て思ったこととか。
予告を何度か見かけた印象では、スベってる空寒い感を感じたのですが、普段こういうのはほとんど選択しないですが見てみたら正解。ジブン、見る目正解。オープニングからして楽しそうな映画だなというのがわかったというか、この映画のなかではオープニングがいちばん好きかも。スゴく面白いというわけでもないけれど、面白かった。イジられる数々の映画ネタは最近の映画も含まれているから昔の映画は観ない自分としてはわかりやすくて面白かった。ただそれでも、やたらと『X-MEN』絡んでくるけど、観てないからそういう意味では個人的には損でしたが。エンドロール後も遊び心があって満足。全体的に音楽にも好感。それと、R指定になってるけど、別になくても良かったのでは。


エクス・マキナ
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EX MACHINA
▼人間か、人工知能か―
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:ノ
●観て思ったこととか。
まったくのノーマークだったけどチョイス。そしたら当たり。全体的に漂う不穏な雰囲気が、常に、なにか起こるんじゃないかと身構えてドキドキ。人工知能とははたしてなんぞやというか、人工知能を作る意味というのか、それの存在意義について考えてしまう。作った人間すらも手に負えなくなってしまうというのが、人間の傲慢さみたいなものが出てますよね、こういうのって。やったぞ自信作だぞって作るんだけど、かといって、こんなことまでするようになるとは思ってない、つまり結局は人間が上で、下に見てるっていうか。まあでも、エヴァの魂胆を社長は見抜いたわけだけど、、、。久々にやや後味の悪い映画を観たなぁという。あと、外に向けてどんなに監視してようが、なかのセキュリティが(カメラと)カードキーだけって意味ほとんどないなっていうのを実感しました。どうでもいいくだりではあるんだけど、「好きな色は?」っていう質問に「もう子供じゃないから好きな色はない」って答えるくだりが、なんか斬新な考えというか答えだなぁと思って印象に残った。


アウトバーン
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COLLIDE
▼ヤバすぎる取引、消えた運命の女。高級車でブッちぎれ!!
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:人人
●観て思ったこととか。
B級感ありまくりなのに豪華キャストなところが引っかかりチョイス。確かに仕上がりはB級なんだけど、B級の上の面白さだった。とりわけベン・キングズレーのイカれた感とアンソニー・ホプキンスのイカれた感、この二人の違うイカれた感が面白い。コメディっぽいんだけど、内容は殺るか殺られるかみたいな内容だから、そのアンマッチさが面白いのかなと。よくありがちなストーリー展開ではあるけれど、どこかクセのある演出で、やみつきになりかけた。


帰ってきたヒトラー
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ER IST WIEDER DA
▼21世紀の諸君、お待たせしました。
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:人人人人
●観て思ったこととか。
予告編は一度くらい見たんだっけ、なんかヒトラーに興味はないけれど一応見てみた。ら、個人的には普通だった。というのはヒトラーに思い入れがないし、ブラックな笑いなんだけど、ははははは…みたいな、乾いた笑い。イマイチ僕はわからなかったのでもったいないことをしたよね、もっと思い入れがあるヒトに席を譲れば良かったな。ヒトラーに思い入れがあるヒトならすごくわかるんだと思う。思い入れがないと、いろいろ微妙なところかな。というかこの映画はモキュメンタリ―なのかな。調べるの面倒だからしないけど。それと思ったのは「ひっ捕らえよ!」って言葉はヒトラーから作られた言葉なのかなと思いました。


マネーモンスター
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MONEY MONSTER
▼真実は生中継で暴かれる
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:人人人ノ
●観て思ったこととか。
中盤あたりまでは面白かったけど終盤息切れ。生放送の番組で進める以上、映画もテンポが良いから仕方ないかもだけど、もうちょい登場人物の人となりを掘り下げて見せても良かったと思う。そういえば犯人役は『名もなき塀の中の王』の主演のジャック・オコンネルだった。どこかで見たなぁと思ってたけど、思い出せなかったのは彼が結構老けた感だったからか。あと、緊張と緩和の演出なんだけど、緩和の部分は要らなかったなぁ。せっかくテンポ良いので変な笑いは挟まなくて良かったと思う。まあでも満足は満足。


TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬa01.jpg
▼地獄へようこそ!!
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:人人人人
●観て思ったこととか。
ややしつこい味付けだったかな。声に出して笑うことはなかったけど、終始ニヤケながら観ているという感じ。天国での演出が個人的には面白かった。ただ、基本的にはしつこく笑わそうとしてるのに、良い話エピソードも織り込まれ、感動的な歌を歌って泣かそうともさせるから(そこで別に感動はしないんだけど)、中途半端というか、着地点も中途半端な印象。


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64-ロクヨン-後編
▼原作と異なるラストで、2部作感動巨編ついに完結!
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:人人人ノ
●観て思ったこととか。
山崎邦正に似ている緒方直人が出ていたのですが今作では邦正度は低めでした。それはいいとして、前後編にして時間かけた割にはイマイチ説明不足な場面も多いように感じて、なんかもどかしかった。でも終わり方としてはまぁ良かったのではないかと。別に全部が全部解決してスッキリってわけではないけど、それでいいし、あの夫婦には希望の見える終わりというか。佐藤浩市の滑舌なのか何なのかイマイチなに言ってるか聞き取れなかったのは僕だけでしょうか。吉岡秀隆の苦しいダミ声演技が面白い。ところで、父親が目の前で逮捕されて泣いている娘、川原に残されたままで帰れたのでしょうか。


10 クローバーフィールド・レーン
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10 CLOVERFIELD LANE
▼奴らはあらゆるフォームでやってくる。
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:人人人人人
●観て思ったこととか。
※IMAXで鑑賞。
観終えてみて思ったことは、よくもこの映画を拡大公開にしたし、IMAXでも上映する心意気がすごいよね、っていう話でした。インディー系ですと言われても不思議ではないくらいにかなり偏屈な映画。なかなかの地獄絵図映画。特に終盤。ないな。でも嫌いではない。予告編を何度か見かけてたけど、隠居生活と宇宙船と、どういう時間の割合で作られてるのかも読めなかったから、正直、最後まで“それ”が出て来なくても良かったんじゃないかと思う。ずっと出て来なくてずっとシェルターで生活してる方が不穏な雰囲気出てなにかが起こりそうで、っていう感じは出せたのではないかと思うし。エイリアンよりもおっさんのほうが恐怖で、もしかしてこのおっさんがエイリアンなのではないかと疑ったほど。それゆえの、↑コピーなのかなと。とにかくツッコミどころ満載、シュールな映画です。


ダーク・プレイス
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DARK PLACES
▼一家惨殺事件で生き残った少女 あの夜、彼女が見なかったものとは
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:人人人ノ
●観て思ったこととか。
盛り上がりに欠けたかな。しっかり見てられはしたけど。事件の真相そのものについてはなるほどねぇってなったんだけど、事件のことを調べるきっかけとなった「殺人クラブ」についてはほぼほぼ、単に事件のことを調べ直すきっかけとなっただけに過ぎず、ストーリー上に大きな影響を与えたわけでもないので、せっかくの存在なのに存在意義が活かせなかったというか、見出せなかったというか、そこが残念。実はクラブの人間が犯人だったとか、そもそもこの少女が犯人だったとか、そういう奇を狙ったオチも予想してたけど違った。悪くはないんだけど、良くもない。