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『オデッセイ』『ゾンビスクール!』『X-ミッション』 [映画(仮)]

どうにも琴線に触れるタイトルがなかった2月。
観たのが3本しかないっていうのは自分史上稀に見る少なさ。
というわけで無理にでも映画を入れないとカラダに悪いわよというので旅行先でも今回また映画鑑賞しました。2月に旅行なんて夜はそんな出歩けないから映画くらいだと思うんですよね、時間を潰せるのは。


オデッセイ
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THE MARTIAN
▼70億人が、彼の還りを待っている。
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:人人人人ノ
●観て思ったこととか。
観る前から思ってたんですけど、‶還りを待っている″って還付金みたいですよね。還ってきますよーっていうね。…普通に楽しめました。中国が絡んでくるあたりはとても邪魔っ気を感じてウザいなぁ中国と思ったけど。宇宙をどうこう以前に自分の国の大気汚染問題をどうにか進歩させてもらいたいわね!ふんっ!…。予告を何度も見かけてて、火星にひとり取り残されるという展開はわかってたから開始早々で手っ取り早く取り残される潔さは清々しい。そうなるとわかってる展開の映画でそうなるまでに時間がかかる映画って早くそうならないかと見てる節はあるし、特にこういう映画の場合は潔いのがいいと思うんです。それもそうだけど、取り残された後に気絶から覚めて、自分が取り残された身であるという状況判断もものっそい早い、というかも目覚めたときに取り残されたことを自覚してるのがなんかすごいし、だからもしかしてどっかに仲間がいるかもと思って歩き回るとかもしないんですよね、それも潔い。あとはこれ、メンタルと、とりわけアタマがすこぶる良くない人間じゃないと生き延びるのムリだなと強く思いました。知識やら用語やらがなにがなんだかサッパリ。それと、この映画で思ったのは、人類未開の地に行くと、そこには人類の某かのゴミを置いてくることになるんだよなと思って、未開の地は未開の地のままでもいいんじゃなかろうかと思えたというか。人間が行くことでなにかしらは汚すわけだから。そこの地からしたら迷惑かなっていう。このテの映画を観て思うけどやっぱり、自分が宇宙に行こう、行きたいとはちっとも思わない。ついでに中国にも行きたいと思わない。ほかの気になった点は、喜ぶシーンではやっぱり書類舞わせないとダメなのかな、と、思いました。あれ絶対我にかえったときに、その舞わせた書類を拾うわけだし、舞わせる前に冷静になってもらいたいものですね。群衆がみな同じ場所でテレビ中継を同時に見届けることができるのって、この映画ではニューヨークだとタイムズスクエアとかあるけど、仮にこれが日本だとどこかな、アルタ前かな。渋谷のスポーツバーかな。…狭っ!そういえば嵐の風音とかで恐怖を煽るシーンもあるけど(若干)、火星人が出てくるかなと思ったら出てこなかったので、そこは意外でしたね。…どう転がるかわからないから、こういう宇宙の映画って。


ゾンビスクール!
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COOTIES
▼ナゲット食べたら、ゾンビになっちゃった!?
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:人人人人
●観て思ったこととか。
イライジャ・ウッドってハーレイ・ジョエル・オスメントと身体的成長的な部分で被る部分があるような気がするのですが、ぼくだけでしょうか。ナゲット食べたことがきっかけでゾンビになるんだけど、あんましストーリーにおいてこのナゲットをネタとして引っ張らないので、あくまできっかけ作りに使われたまで、という印象。で、冒頭5分でナゲットに対するイメージが悪化する映画です。ナゲット食べたらゾンビになるとか関係なくナゲットへの嫌悪感が湧いてしまう。鶏をどうこうするところからシビアに見せる必要があったのかなと思うくらいにバカバカしいゾンビ映画なんだけれど。いい意味でバカバカしい。ナゲット感覚で観る映画というか、ジャンクフード映画というか。つまりはB級感。良いB級感に仕上がってると思います。ブラックな会話も好み。ただしもちろんゾンビ映画だから映像グロ、これが個人的限界。ラストはある意味、勇気のあるラストというか凄い終わり方をしたなぁと、このバカバカしい映画にしてこの終わり方、予想していなかった。真新しい終わり方ではないけれど、なぜその終わり方にした?っていう。


X-ミッション
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POINT BREAK
▼世界トップアスリートによる、史上最もガチなアクション!
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:人人人
●観て思ったこととか。
※3D版を鑑賞。
この映画に、ストーリーはあってないようなもの。というのはもうコピーを見ただけでわかるし、予告編でもそういう感じはしてたので、なのでストーリーを求めてはいけないのだと思います。そもそもがなぜFBI捜査官になろうとしたのかという動機が不明。もともとアクロバティックなアクションが好きでやってたけど友人をそれで亡くして、っていう件はほぼほぼ無視されている。ラストはよくあるよくありがちな展開があるのかもと思ってたらなくて肩透かし。まあでもそれだったらそれだったで、ありがちなラスト、って書いてたと思うから別にこれでもいいのかと思う。ただこの映画の、この捜査官のキャラとしては、そこですぐに見切りをつけてしまうのはどうなのかというか、詰めが甘いというか。うーん。映像は特にクライマックス近くのロッククライミングシーンは高所過ぎドキドキ。とにかく映像ですね、この映画は。『アース』とか『ディープ・ブルー』とか、ああいう系統と並べたらいいかもしれない。