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『映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生』『アーロと少年』『ザ・ブリザード』『ちはやふる‐上の句‐』『ロブスター』『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』 [映画(仮)]

a01.jpg映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生
▼のび太の家出が、日本をつくった!?
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:人人人人ノ
●観て思ったこととか。
これのオリジナル版て当時すごい並んで観た記憶があるんですよね。映画ドラえもんを初めて映画館で観たのがこれだったなー。当時は指定席制じゃなかったってのと、単純に混んでたってことで、4時間待ってようやくなかに入れたっていうのと、かつ、立ち見で前にもヒトがいたからあんましスクリーンも見えなかったような気がする。個人的には作品の内容よりもそういう思い出のほうが強く残ってる映画。で、あとでビデオレンタルでちゃんと見返したらツチダマが怖かったっていう。このリメイクを見て思ったことは、結構オリジナルに忠実に作ってるかなとは思いました。ああそうそう、ここでそうだったよね、あ、そうだったわよねっていう。クライマックスのククルとギガゾンビとのあれこれはちょっと今風にしてるような気はしたけど。この映画ってドラえもんの映画のなかでも、おもしろい、の要素が少ない作品というか、真面目な作風なので、コドモ向けっていうものではないという印象なんだけど、リメイク版もコドモに媚びを売らず、変に奇をてらわずに作られてるなっていう感じはしました。だから客席の笑いは少なかったけど、それはそれで良かったんじゃないかなと。コドモって中盤あたり飽きるのかなんだか騒ぎ始めるから、今年はそういう間もなかったし。というか去年も書いたかもだけど、ドラえもんはやっぱり「面白い」っていうアニメではないよね。そのほかのことだと、演出に余韻がなかったかなというか、なんか詰め込んでる感じがしたというか、よし、聞き分けのいい、物わかりのいい子だ的な。とっとと次に進めてる感がして、あれ、オリジナルもこんなにせっせかしてたかなって。オリジナルを観返してみよう。あとは原作でもあったセリフだったと思うんだけど、現代にやって来たククルの石やりを見て「この子本当の原始人なんじゃ?!」って、しずかちゃんが言うんですけど、冷静に考えてみると、その考えに至るところ、しずかちゃんてバカだなーって今回のこのシーンを見て思いました。まあほんとに原始人だったんだけど。あとドラえもんのタイムマシンて、どう見ても一人乗り仕様だよなって、今回の時空乱流で振り落とされそうになってる以下4人を見てて思いました。去年の新作の出来は最悪だったけど、今年のはやっぱりオリジナルがちゃんとしてるから、キーキーうるさくなくて落ち着いて見られました。


アーロと少年
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THE GOOD DINOSAUR
▼初めて、誰かを守りたかった―。
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:人人
●観て思ったこととか。
※2D吹替版を鑑賞。
調べた限り字幕版を上映する映画館が一個もないなんてどういうことなの。前は六本木とか有楽町とか新宿辺りで探せば1館くらいはやってたのに。日本で観たい外国人もいると思うんですよ、きっと。あまりにも酷い仕打ちだわ。ディズニーはこういうとこムカつく。字幕どうせ儲からないし1館とかでやるためだけに字幕作りにカネかけたくないっていうことなんでしょうけどね、『カーズ3』も字幕やらなかったらディズニー死ね。それとこの作品に関していえば恐竜は喋るけど人間はそれといった言葉を喋らないんだから字幕でやってくれても大いに良かったよきっと。相変わらずタレントに声を任すのももう辟易。まあ『カーズ』もそうだしアメリカのアニメ映画も向こうの俳優が声演ってるからアメリカ人も同じようなことを考えてるのかどうかはわかりませんけれどもね。百歩譲って吹替版だけだとしても、前にもあったけどオリジナルのテロップを跡形もなく消して日本語の字幕に差し替えるっていうのはどうなのか。だから原題は出て来なくて、あとで調べて↑の原題ってことがわかったわけですが。その割にはスタッフロールは英語のままなんだよね。中途半端。それと日本語版てことで曲も差し替えるし、ディズニーは横暴だわ横暴。ピクサーがディズニーの傘下に入った時から嫌な予感はしてたんですよね。と、そこらへんの話はさておき、この映画の内容に関して。まずは、普通に楽しめました。面白かった。ただ、ピクサーの作品ていう冠付きにしては、あまりにも普通過ぎたなぁっていうのがすごくありますね。序盤から、なんかピクサーのアレが出て来なかったらピクサーが作ったとは思えない普通のアニメ映画っていう感じでした。なんのひねりもない、こんなに普通なピクサー作品、初めてでは。CGはスゴいクオリティ。



ザ・ブリザード
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THE FINEST HOURS
▼希望までは、凍てつかせない
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:0人
●観て思ったこととか。
※3D版を鑑賞。
こちらもディズニー配給。CMで‶Disney Presents″って銘打ってるのがなんかディズニーの横暴さをまた感じますよね。で、これはこれでなぜか3Dの上映がやたらと多くて、2Dでよかったのに仕方なく3Dで観ざるを得ないという。ああ、ディズニー嫌だ嫌だ。で、結果、3Dの意味はこれもまた感じられませんでした。もうディズニーだしこれも開き直って日本版テーマ曲とかにして、ユーミンの、ぶりざーーーどぶりざーーーーどって流せばよかったんじゃないかしら!うひゃひゃひゃひゃ!!…。で、作品の内容に関して言うと、なんだかなぁ、な、どっちつかず。勝手に『海猿』みたく座礁した船に警備隊が助けに「乗り込む」映画なのかと思ってたらそうじゃなかったことがいちばんの原因かも。船は船で船員たちが沈まないようにあれこれやっていて、警備隊は大嵐のなか、船の前まで行って降りてくる船員を乗り上げる手助けをするだけ、っていう。もちろんそれだけでも大変なのはわかるんだけど、なんかその大変さというか緊張感というか、見せ方がヘタなのか伝わってこないんですよね。画面も基本的には暗くて、見えにくいし。映画化するほどの感じに見えなかった。あの見せ方で、ひとりだけ助からなかったのも後味悪い。そもそもがあんなデカい船が真っ二つになってしまう意味というか、真っ二つになる神経っていうんですか?真っ二つになるという船の精神がぼくにはそもそもわからないですよね。


ちはやふる‐上の句‐ a04.jpg
▼強くなる―青春ぜんぶかけて
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:人人人人人
●観て思ったこととか。
原作全然知らない系。どうでもいい程度で観てみたらそれなりに楽しかったけど、これを二部作にするかー、でもそうかー、原作に忠実に?描くならそうなるかー、でも二部作かー、っていう感じ。かるたシーンは取るのが早過ぎて見ててなんかもうどうでもいい感じ。ああはいはい早いねーみたいな感じ。ストーリー展開も王道の展開。死亡フラグも予想通り。文科省推薦みたいな感じ。いちばん気になったのは金子ノブアキの双子の妹的な金子ノブアキに激似のあの女優、なんて名前だろう。調べるまで興味ないけど。ネガティブなことばかり書いてるけど、トータルでは、つまらなくはない。


ロブスター
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THE LOBSTER
▼ここでは、45日以内にパートナーを見つけなければ、あなたは動物に変えられます―。
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:人人人人
●観て思ったこととか。
埼京線のせいで上映時間に間に合わないという映画に対して失礼な態度を取ってしまいました。埼京線死刑。それにしても上映時間に間に合わないなんて記憶にないんですけど。仮に遅れたとしても予告編流れてるときには着いてたし。というわけで冒頭3分くらい見逃しているので見逃し配信してもらいたいです埼京線に。で、本題に入ると、この映画の不条理な雰囲気はところどころ面白くて好きなんだけど、ただ、不快感が勝る内容ではありますね。結果的に逃げ出すことが目的みたいになってしまったのが残念かな。最後ロブスターになる姿も見てみたかったかなと。トータルとしてみれば悪くはない。終わり方は、、いろいろ考えてみるにあの終わり方がいいのかなぁ、え、ここで終わるの?っていう気持ちもあるけど。


バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生
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BATMAN v SUPERMAN: DAWN OF JUSTICE
▼世紀の対決。
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:人人人人ノ
●観て思ったこととか。
※3D+MX4D版を鑑賞。
これって前作?から続いてるんですかね。そもそもどれが前作なのかがわからないというか思い出せないというか思い出しても観てたかどうか覚えてないのですが序盤から街が宇宙人の攻撃にやられてるのを見て、なんでいきなりこうなってんの?から始まり、こういうアメコミ系アクション映画にありがちな短絡的思考展開ではない、相応のファンじゃないときっとイマイチよく理解できない、と、思う話に疲れたというか、いや、ここでこうなっても最後はああいう終わりかたになるだろうなっていう流れはわかる終わり方にはなってるけど、ちょいちょいわからない部分が多かったなと。理解が足りなくてごめんなさいね。あと、ちょいちょい、という意味では登場人物が各々ちょいちょいバカなところがあって見ててイラッとしました。序盤のあのビルのジジイはもうジジイ以外完全に逃げたんだからジジイだけまだビルに残ってるとかバカじゃないの。タイタニックかよと思いました。スーパーマンは強過ぎで、バットマンは弱過ぎ。あの物質がなかったら完全にバットマンはスーパーマンに撲殺されてると思います。というかバットマンのアクションシーン、ショボい。ノロいというか。ベン・アフレックってやっぱどうもなんか胡散臭いっていうか、大麻使用で捕まりそうな顔っていうか、どんな役演ってもピンとこないな。ジェシー・アイゼンバーグはこういうイカれた役が似合う。それと、この映画は予告編では見せ場をほとんど見せなかったのが良かったと思います。見せてたら、まだあの予告のシーンやってないからそこそこ続くのか…と、途方に暮れたと思うから。2時間30分近く。相当長く感じました。中盤あたりからバトルバトルで飽きてきたというか呆れてきたというか、けれども4Dだったから乗り越えられたというか。アトラクション感覚で見れたからまだマシだった。つまらなくてもこの装置のおかげでちょっとは楽しめる。普通に2Dで見ていたらと思うとゾッとします。