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『ボストン ストロング~ダメな僕だから英雄になれた~』『孤狼の血』『ミッドナイト・サン~タイヨウのうた~』『ゲティ家の身代金』『犬ヶ島』『友罪』 [映画(仮)]

5月に観た映画は↓
このうち4本は一日ハシゴして鑑賞しました。上映間隔なくてポテトばっか食べてました。


ボストン ストロング~ダメな僕だから英雄になれた~
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STRONGER
▼きっと、誰かの勇気になれる―
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:人人人ノ
●観て思ったこととか。
『パトリオット・デイ』にも出てくるカップルをメインにもってきた話、だったわけだが、前者との印象が結構違ったというかあっちはメイン扱いではなかったから細かく描いてはなかったのだけど、印象が違う。どこまで実際のエピソードなのかはわからないけど、そもそもがこの邦題のサブタイ、不要だったのではないかと。確かに、自分のミスを繕うための残業を断わって野球観戦に行ってしまうとか、根はダメ男というのはわかったけど。なんだろう、、悪くはないけど、ただ、見せ方がイマイチ。それでも中盤までは興味深く観てたんだけど、実話だったら申し訳ないけど最後の「わたしもわたしも」みたいな大団円とか好きじゃない。アメリカらしいけど。言いたいことはわかるんだけどなんかどうも。エピローグで「レッドソックスが優勝したのは彼のおかげだ」みたいなのがテロップで出るんだけどそれも、はぁ?って思ってしまったし、無理やりに英雄を作り上げようとしている印象が否めない、押しつけがましい作りだなと思って、なんか辟易した。あと、駐車場に置き去りにされてクルマから這って出て、ドアの前で喚くシーン、あれあのあとどうなったのか個人的にすごく気になったんだけどな…、普通に次のシーンに進んでるし。…そもそもがその、周りの期待に応えて無理して英雄を演じた感がして痛々しく感じた話でもあった。こうして毎年毎年掘り起こされて、本人だったらめんどくさいと思う。


a01.jpg孤狼の血
▼魂に焼きつく、暴力とカタルシス
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:人人人人ノ
●観て思ったこととか。
予告編で「映画史を塗り替える。」って言ってたのを何度も観てて、上げ過ぎだろ、っていう寒さと、でもこういう映画好きじゃないから観ないつもりだったんだけど今月映画不足につき鑑賞。冒頭からエグイシーンで、この感じが2時間続くのか、、、と後悔したのをいまでも昨日のことのように覚えていますこれ鑑賞当日に書いてますけれど。が、ずっと見入ってた。ただその、やっぱりヤクザっていうものに普段馴染みがないのでその辺のリアリティ?みたいなものは僕にはよくわからなかったのと、あと概ね広島弁で喋ってるから、年配者のは特になに喋ってるか聞き取れないところも多くて、テロップ出してほしいなと思いました。あとロールに出て来なかったから漢字はわからないけど、江口洋介の役名が「モリタカ」っていう名字だったので、森高千里かと思ってあながちその呼び名でもまあ通じるのかと思いましたどうでもいいですけれど。それはさておき、最後まで良く出来た話だなぁと思いました。


ミッドナイト・サン~タイヨウのうた~
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MIDNIGHT SUN
▼この一瞬は、タイヨウよりも輝いていた
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:0人※他客なし。
●観て思ったこととか。
本年度観るつもりがまっっっったくなかった映画上半期No.1.ちょうどいい塩梅に時間が空いてたのがこれだけだったので鑑賞。そしたらわりと都会なのに土曜の上映で貸し切り。キャパ250くらいのスクリーンを貸し切り。で、映画の内容は悪くはなかった。オリジナル版のほうが良いことは確かだけど。このヒロインの本業はシンガーなのかな、知らないけど、オリジナルのと比べると、うたの出番は低め、あと曲調も明るめで作風に合ってないように感じた。全体的にさっぱりした演出だけどさすがに終盤の終盤はもうちょっと時間かけて見せても良かったんじゃないかなというあっさり感。オリジナル版当時は確かスマホじゃなかったし、これは現代に合わせてそれ使ってる見せ方が面白いといえば面白いんだけど、なんかむしろオリジナル版よりも昔の時代設定で作るリメイク版というのもたまにはあっても面白いのではないかということを考えました。携帯じゃなくて黒電話とか。


ゲティ家の身代金
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ALL THE MONEY IN THE WORLD
▼彼女の闘う相手は誘拐犯、そして世界一の大富豪。
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:人人ノ
●観て思ったこととか。
金持ちうらやましい!っていう映画。だが、うらやましいけどジジイ性格悪!見てたら、誘拐は狂言なのか、そもそも誰が仕掛けたのか、親権目当てでそうしたのかとか、そういう家族内での騙し合いの心理戦的なアレなのかなと思ってたらガチ誘拐ものだった。実際の事件に脚色踏まえたとのことだけど、エピローグで遺産がどうなったのかには触れてるけど、家族のその後については触れられてないのでそれが気になった。ただ例によって、調べるほどではない。中盤は睡魔で20分くらい寝てた気がする。終盤は見応え。…チンクアンタ、いいヒト。。ところでこれ、当時のワイドショーとかでやらなかったのかな、、調べないけど。あとあれですね、ゲティ家っていうくらいだからスパゲティの語源の家系とかなんですよねきっと違うけど。


犬ヶ島
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ISLE OF DOGS
▼消えた愛犬を捜して旅に出た少年と、犬たちの心を揺さぶる絆を描くワンダフル!!アドベンチャー
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:人人人人ノ
●観て思ったこととか。
これ好き。画も好き。ロール見たらいろいろとCVが日本の著名人だったけどさほど気にならなかった。オノヨーコドヘタだったけど。少年役は調べてないけどコドモかな、あれ。棒読みがあまりにも過ぎて最初聞いたときにさすがにこれはないかなと思ったんだけど見進めていくうちに気にならなくなってきた。オトナが演じるコドモは嫌いなので、どの道文句は言ったと思うんだけど、こっちのほうが良かった。というか序盤はみな下手過ぎてセリフが聴き取り難かったけど、慣れてくる。


友罪a07.jpg
▼心を許した友は、あの少年Aだった。
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:人人人人ノ
●観て思ったこととか。
当たり前だけど、観てていい気分はしない。神戸の事件をモチーフにした原作、ということなので、重たい話であることは観る前からわかってはいたのだけど、がしかし、思ったより重たくなかった。というのは、2時間超の上映時間の割には、どの話も中途半端で安定せず、まとまってないし、観終えた後に、はて、、、と思った次第。加害者側視点で描かれているので、どうしても加害者側に感情移入しまいがちで、さらにこれはこの殺害されたこどもの家族とかは登場しないので、なおさらそういう見方になってしまうのはなんだかなぁ…、という感じ。いや、もちろん作品のなかで、の、感情移入の話なので現実に起きた事件に関してそういう感情は芽生えないわけだけど、見せ方がどうなんだろう、とは思う。これだけの事件を起こした犯人に人権がとか言ってるのはおかしいと思うわけであって、だからこの映画、、難しいなぁ。原作がどうなのかは知らないけど、映画としては作り方これどうなんだろうというのが強く残る。それ以外の細かい部分でいくと、指の包帯はしばらく巻いてる一方で、石で殴りつけた額には包帯も絆創膏もなくて不自然。それと、レイプのくだりは必要だったのだろうか。ただでさえ不快な話なのにさらに不快の上乗せをしなくてもというか。あとは自分が買わないからかもだけど、30代前後の世代で下世話な週刊誌買うのかなとか、前に観た邦画でもこういう週刊誌読んでるシーンあったけど、わざわざ週刊誌なんか買うんだ?っていう。ネットじゃないの?っていう。どうでもいいけどそこわりと気になった。
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