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『最初で最後のキス』『万引き家族』『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』『空飛ぶタイヤ』『ワンダー 君は太陽』『メイズ・ランナー:最期の迷宮』『死の谷間』『猫は抱くもの』『オンリー・ザ・ブレイブ』 [映画(仮)]

最初で最後のキス
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UN BACIO
▼不器用な僕らが誰よりも輝いていた日々
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:人人人人ノ
●観て思ったこととか。
※予告未見。観る予定がなかったのに、しかも公開初日舞台挨拶付きで鑑賞。アメリカで起きた事件から作られた話だそうで。事件、ていうともうそういう終わりかたなのかなというのは想像がつくし、冒頭から過去形、独白で入るので、ある程度の覚悟を持って観る。が、そういう終わり方だろうと予想がついてても終盤ドキドキしたので見せ方がうまいのだろうなぁと思う。前半、演出というか映像がポップなので暗くはない見せ方にはしようとしてあるけどそれでも後半の落差というかギャップもあるし。対照的な感じというか。ただなぁ、、ラストのまとめ方はなんか道徳的というか、そういうまとめ方にしてしまうのかぁ、っていう残念さが少々。あと、映画内で実話だとかエピローグでその後どうなったとかは一切触れてないけど、実際のこの事件後はどうなったのだろうというのは気になった。


a01.jpg万引き家族
▼盗んだのは、絆でした。
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:人人人ノ
●観て思ったこととか。
内容的にもキャスト的にも観るつもりはなかったのだけど観てしまった。現実だったならば、事情はどうであれ万引きしながら生計たてるとか共感できないけど、これはあくまで映画のなかの話、として考えるとするならば、この映画はアリだと思う。共感してはいけないはずが、共感というか、そこを抜きにして見入ってしまうというか見応えがあった。けど、夫婦の情事のシーンは要らなかったと思うんだけど。不快な画だったし。もうちょい別の絆の見せ方があって良かったと思う。それ以外のことでいうと、冒頭から5歳児のそれは最近の実際の事件のそれと重なる部分があってなんとも言えないというか、普通にしたら誘拐になるんだけど、虐待されてる子を盗んでくるわけであって、そういう部分はやっぱなんか非難できないというか。。この映画に入ってしまうのは、大人の万引きシーンが続くのであればアレだけど、こどもの万引きシーンで見せているから、という部分がかなりあると思う。あの息子は次第にやってることが悪いことっていう意識に変わっていくけど、大人はそのまま変わらないっていう構図は、まあ、そういうものかもね、というか。で、残念というか、え?だったのは発覚後のそれが、なんか各々の諸々が現実的ではないというか、そこだけが映画展開的な感じで、はて?という。まあ、リリー・フランキーの役は罪をなすりつけて自分はしらばっくれるとか基本的に悪いヤツなんでアレだけど。ただそれでも見応えはあった。観ておいてよかった。


家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。a02.jpg
▼妻の謎の行動には、秘密がある。「Yahoo!知恵袋」伝説の投稿、実写映画化!
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:人人人人ノ
●観て思ったこととか。
…どうしよう、この映画。予想と全然違う内容だった。それは当たらないのは当たり前だと思うのでいいけどそれはともかく、今年のワーストにとどまらずこのブログを始めてからのワーストといっても十分な映画だった。酷い。寒い。酷すぎる。冒頭からもうダメだった。チープな音楽とチープな効果音とチープな演出。どれをとってもダメ!苦痛!…冷静に考えると、効果音と音楽がダメさに拍車をかけたと思う。とにかく途中で帰ろうかなと思ったくらい。なんかそれでも周りがそこそこ笑ってるからなぜこれで笑えるのか理解できなかった。ただ後半はいびきが聞こえてきたのでそれは理解できた。僕は睡魔は来なかったけど。どうしちゃったんだろうこの映画。挙句の果てにはこのタイトルのキモとも思われる会話の部分をかき消して無音にし、客にはなんて言ったかわからないようにするという、なんかちょっといい映画っぽい感を醸し出したのもダメ!死刑!!ダメなくせしてなに良い映画っぽく装うとしようとしてんだよっていうのがものっっっっそい。いいところを挙げるとするならば最後の最後のくだりかな。あれ、途中でオンナとすれ違うからアレはほんとに殺されて死んでるのかなと思ったけど。まあとにかくこれはない!ふんづけてやる!!


a03.jpg空飛ぶタイヤ
▼事故か、事件か。
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:人人人人ノ
●観て思ったこととか。
原作未読。本のタイトルだけ目にしたあのころは、ファンタジーのハートフルなストーリーなのだろうなと想像していたのですが全然違いました。ところでこちら、見応えあり。ムダなシーンもなくて中だるみもしないし、見入ってしまった。振り返れば、音楽多用してた感はあるんだけど、それがさほど邪魔しないというか気にならなかったので、うまいのだと思う。というか主演が主演だし、なんかジャニーズ事務所のことを言っているような話だなと思いました。あと、深田恭子っていつも同じ髪型だな。ヅラなのかな。。ロール見たら専属ヘアスタイリスト付いてたし。ところでわりと気になったのは寺脇康文の刑事のキャラ。よくありがちな刑事キャラで、ああいう刑事ってほんとにいるのだろうかと思って観ていたのであれだけなんか浮いてる感じがした。序盤の出方から、最後の取り調べシーンまで違和感が残る。それと、、エンドロールで監督名を中央で止めちゃって、どや映画にしちゃった。久々だな、どや映画。謙虚にさーっと流してればよかったのに。内容良かったからそこはまあ大目に見るけど!


ワンダー 君は太陽
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WONDER
▼10歳で初めて学校へ行ったその日から、僕のワンダーな旅が始まった。
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:人人人人ノ
●観て思ったこととか。
これも見応えあり。あんまし書くこと思い浮かばないのだけど、そうだな、、どことなくなんか懐かしく感じるのは多少自分の学生時代と重なる部分があるからだと思う。『聲の形』を思い出した。あれほど暗いというかヘビーな内容ではないし、明るいけど。


メイズ・ランナー:最期の迷宮
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MAZE RUNNER: THE DEATH CURE
▼最期の迷路を攻略せよ!
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:人人人ノ
●観て思ったこととか。
なんだかんだでシリーズ通して見届け。前作どんなだったかうろ覚えだけど、1作目が迷路、2作目砂漠、今作はそういう要素ナシ。とにかく諸々が都合良すぎなタイミング。だからか、なんていうか、どうせ助かるのだろう的目線で見ているから緊張感がないと言えばない。終盤の研究室のガラスは脆過ぎだったし。よく言えば、なので普通に楽しめるというか。と言いつつも古株キャラがあっさり死んだりと、ちょこっとだけ意外性も持たせている。ただこうしてシリーズ終わってみると、結局いままでなんだったの感は強い。あの感じじゃゾンビ病はそのままなんだろうし。というかこれで完結というのにエンドロール短い。この短さが謙遜してる感がして好感というか。とにかくあっさり。


死の谷間
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Z FOR ZACHARIAH
▼核汚染の末に生き残った1人の女と2人の男―人間の本性をえぐり出す衝撃のSFサスペンス
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:人人人ノ
●観て思ったこととか。
※予告未見。題材は世紀末感のものなので興味があったんだけど、話は退屈・・・、ではないのだけど、でも、はて、、、という感じ。あと、そんな状況下でヒロインがお人好しで、それまでひとりでサバイバルに生き延びてきた感が薄い。で、設定というか状況的に、そういう展開になるのだろうなぁという結局そんな話に進んだ感。あとイメージ的に「家政婦は見た」感。というか音楽多用し過ぎてて、それがこの映画の場合にはだいぶマイナスに作用している。この映画は緊張感を煽るためにもぜったい音楽使わないほうがよかったのにと思う。世紀末、終末思想の映画って興味は湧くけど、失敗するのも多々ある印象で、これもそうかな。。ところでこの映画で最も気になったのは、前半あんなに出てきた愛犬が中盤以降気づいたら全然出てこなくて、あれは犬のスケジュールの都合だったのだろうか。


猫は抱くものa07.jpg
▼自分を人間だと思い込む猫が、彼女に恋をした…
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:人人人人人
●観て思ったこととか。
普通なら観ないタイプに分類されるけど犬童一心監督なので観てみたら、良くも悪くも、、、という話だった。変な映画。なにを書くべきか迷うな、これ。でも結構ギリギリなラインだったかも。一歩間違えれば大惨事なやつ。あと、猫の姿では喋らないのでそこ重要。劇中の『ロマンス交差点』が普通にアイドルの曲っぽくて、なかなか好きな曲調だったからDLしそうになってしまったけど思いとどまった。終盤のバラエティ番組の演出は狙いなんだろうけどやり過ぎて寒かった。あのくだりで熱量低下。長いよあのシーン。ところでラストのケーキの箱の持ち方はあれ完全にケーキ破壊してるのでまともに食わす気がないのだな、罰ゲームなのだなと思った。それと、猫よりかわいい吉沢亮。


オンリー・ザ・ブレイブ
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ONLY THE BRAVE
▼炎は怖くない。恐れるのは、愛する人の涙だけ。
●エンドロール終わるまで周りのお客さん残ってた度:人人人
●観て思ったこととか。
予告を何度も見ててイマイチそうだなぁと思ってたんだけど、この映画、日本版のCM、予告編の出来が悪すぎというか、キャッチコピーも内容に合ってないし、そこら辺の宣伝がド下手過ぎるというのが本編を観終えての印象。そもそもこの映画に限らず、日本版テーマソングとかいらないわ、流れなかったからよかったけど。というかこれらの宣伝のせいでこの映画は損してると思う。もったいないことをした。森林火災の映像が迫力あり過ぎ。というかこれ、実際どうだったかを知らずに、実話に基づくということにプラスして諸々のCMやなどから勝手に想像していた王道の映画的展開の結末とは正反対の結末でびっくりした。泣けた。ただ、その後、その山火事がどうなったのかわからないのがアレだけど。。
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